商品先物取引の歴史

商品先物取引の歴史は、意外と古かったりします。
最初に国内で商品先物取引が行われたのは、1730年、即ち江戸時代だといわれています。
しかも、実はそれより前の1600年代に、既にその全身となる取引が行われていたという記述もあります。
明確に幕府が取引を許可した1730年を基準としても、既に280年もの歴史があるわけです。
これは金融取引の中ではかなり歴史が深い部類に入るのではないでしょうか。
尚、その際に取引された商品は米です。

その後も、米の先物取引はずっと行われていきましたが、1939年、第二次世界大戦時に米流通統制が行われ、廃止しています。
商品先物取引自体は終戦後の1950年以降に再開されましたが、米の先物取引は未だに再開されておらず、その目処も立っていないのが現状です。
米は日本における最も主流な農作物であって、日本の食文化の象徴である事は、誰しもが認識している事です。
その米での取引がなされていないというのは、少々寂しいところですね。

商品先物取引が300年近く前から行われていた事には、多くの方が驚きを覚えるところでしょう。
ただ、取引という概念はその数百年、数千年前から行われていたので、農作物などの生活に根付いた物に対して価値の変動があり、それを利用して利益を得るという概念が江戸時代にあったとしても、それほど不思議ではないかもしれません。
こういったものは、科学の発展などとは違い、庶民でも行える工夫ですから。